「サイヤング賞」は、投手の成績は後回しらしい…。
2020.11.17.18:00
【惜しくもサイヤング賞を逃したダルビッシュ有 記者1人だけが彼を5位以内に選ばなかった謎】
【2度目の2位に終わったダルビッシュ投手】
全米野球記者協会(BBWAA)は現地時間の11月11日、両リーグのサイヤング賞受賞者を発表し、ア・リーグはインディアンズのシェーン・ビーバー投手、ナ・リーグはレッズのトレバー・バウアー投手がそれぞれ初受賞した。
同賞の最終3候補に入っていたツインズの前田健太投手、カブスのダルビッシュ有投手の日本人初受賞は叶わなかったが、いずれも2位に入った。
日本人投手として初の最多勝タイトルを獲得したダルビッシュ投手は、バウアー投手とともに同賞の有力候補と言われていたが、2013年に続いての2位となった。
【3人の記者がダルビッシュ投手を1位に】
サイヤング賞の選考方法は、BBWAAに所属する30人の記者による投票によって決まる。
各投票者は1位から5位までを記入でき、1位票は7ポイントで、以下2位票4ポイント、3位票3ポイント、4位票2ポイント、5位票1ポイントが与えられ、総得点が一番高かった選手が受賞者となる。
ア・リーグに関してはビーバー投手が満票で1位票を獲得し、堂々の受賞となったが、ナ・リーグは1位票が割れ、バウアー投手が27人、ダルビッシュ投手が3人の1位票を得ている。
1位票が割れていたとはいえ、やはりバウアー投手により多くの1位票が集まったことが、両者の分かれ目になってしまった。
ただ2013年の際には、ダルビッシュ投手は1位票を得ることができず、受賞者のマックス・シャーザー投手と110ポイント差をつけられていたが、今回はバウアー投手と78ポイント差に詰め寄っており、前回以上の評価を受けていたことが理解できるだろう。
【得票率で3位のデグロム投手を下回る】
ただ今回の投票結果に、ちょっと気になる点がある。
ダルビッシュ投手の得票率だ。
バウアー投手は1位票27人、2位票3人を獲得し、全30人の記者から票を得ており、得票率は100%だった。
さらに総得点で3位に入ったジェイコブ・デグロム投手も、2位票3人、3位票23人、4位票4人を得て、得票率100%になっている。
だがダルビッシュ投手は、1位票3人、2位票24人、3位票2人で、29人の記者からの得票に留まっているのだ。
つまり今シーズンのダルビッシュ投手の活躍を持ってしても、ナ・リーグ内の5人に入らないと判断した記者が1人いたというわけだ。
もちろん投票者は自分の考えで自由に投票できる。
だがダルビッシュ投手は最多勝タイトル以外でも、防御率は2.01でバウアー投手に次いでリーグ2位、奪三振数が93で同4位タイ、さらに投球イニング数が76.0で同3位と、投手の主要部門ですべてリーグ5位以内に入っている。
なぜ彼が5人の中に入れなかったのか、どうしても疑問が生じてしまう。
ダルビッシュ投手に投票しなかった記者の名前をこの場で公表するつもりはないが、誰もが彼の説明を聞きたいところだろう。
【スポーツライター菊地慶剛氏 2020年11月12日】
お得意の「人種差別」というやつでしょうか…。
個人的な感情を絡めて、成績を後回しにしちゃだめでしょう…。
こういった選考基準が個々人に存在しているのならば、ハッキリ言って「サイヤング賞」の価値はがた落ちしていくのでは…。
ところで、映画の最も権威のあるアカデミー賞もおかしな選考基準ができました。
様々な人種やLGBTを起用することなど…。
こんなことすると、逆に映画の質が落ちるでしょう…、と思うのですが…。
サイヤング賞もアカデミー賞もお終いですね…。
【2度目の2位に終わったダルビッシュ投手】
全米野球記者協会(BBWAA)は現地時間の11月11日、両リーグのサイヤング賞受賞者を発表し、ア・リーグはインディアンズのシェーン・ビーバー投手、ナ・リーグはレッズのトレバー・バウアー投手がそれぞれ初受賞した。
同賞の最終3候補に入っていたツインズの前田健太投手、カブスのダルビッシュ有投手の日本人初受賞は叶わなかったが、いずれも2位に入った。
日本人投手として初の最多勝タイトルを獲得したダルビッシュ投手は、バウアー投手とともに同賞の有力候補と言われていたが、2013年に続いての2位となった。
【3人の記者がダルビッシュ投手を1位に】
サイヤング賞の選考方法は、BBWAAに所属する30人の記者による投票によって決まる。
各投票者は1位から5位までを記入でき、1位票は7ポイントで、以下2位票4ポイント、3位票3ポイント、4位票2ポイント、5位票1ポイントが与えられ、総得点が一番高かった選手が受賞者となる。
ア・リーグに関してはビーバー投手が満票で1位票を獲得し、堂々の受賞となったが、ナ・リーグは1位票が割れ、バウアー投手が27人、ダルビッシュ投手が3人の1位票を得ている。
1位票が割れていたとはいえ、やはりバウアー投手により多くの1位票が集まったことが、両者の分かれ目になってしまった。
ただ2013年の際には、ダルビッシュ投手は1位票を得ることができず、受賞者のマックス・シャーザー投手と110ポイント差をつけられていたが、今回はバウアー投手と78ポイント差に詰め寄っており、前回以上の評価を受けていたことが理解できるだろう。
【得票率で3位のデグロム投手を下回る】
ただ今回の投票結果に、ちょっと気になる点がある。
ダルビッシュ投手の得票率だ。
バウアー投手は1位票27人、2位票3人を獲得し、全30人の記者から票を得ており、得票率は100%だった。
さらに総得点で3位に入ったジェイコブ・デグロム投手も、2位票3人、3位票23人、4位票4人を得て、得票率100%になっている。
だがダルビッシュ投手は、1位票3人、2位票24人、3位票2人で、29人の記者からの得票に留まっているのだ。
つまり今シーズンのダルビッシュ投手の活躍を持ってしても、ナ・リーグ内の5人に入らないと判断した記者が1人いたというわけだ。
もちろん投票者は自分の考えで自由に投票できる。
だがダルビッシュ投手は最多勝タイトル以外でも、防御率は2.01でバウアー投手に次いでリーグ2位、奪三振数が93で同4位タイ、さらに投球イニング数が76.0で同3位と、投手の主要部門ですべてリーグ5位以内に入っている。
なぜ彼が5人の中に入れなかったのか、どうしても疑問が生じてしまう。
ダルビッシュ投手に投票しなかった記者の名前をこの場で公表するつもりはないが、誰もが彼の説明を聞きたいところだろう。
【スポーツライター菊地慶剛氏 2020年11月12日】
お得意の「人種差別」というやつでしょうか…。
個人的な感情を絡めて、成績を後回しにしちゃだめでしょう…。
こういった選考基準が個々人に存在しているのならば、ハッキリ言って「サイヤング賞」の価値はがた落ちしていくのでは…。
ところで、映画の最も権威のあるアカデミー賞もおかしな選考基準ができました。
様々な人種やLGBTを起用することなど…。
こんなことすると、逆に映画の質が落ちるでしょう…、と思うのですが…。
サイヤング賞もアカデミー賞もお終いですね…。
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