fc2ブログ

風評被害とは間違った情報がもとになって生ずる被害です…。

2022.02.10.18:00

【熊本県産ハマグリが大量返品 アサリ偽装影響、漁業者「風評被害は残念」】

 大量の輸入アサリが「熊本県産」と偽装されて流通していた疑惑が明らかになった後、熊本市南区の川口漁協が出荷したハマグリが大量に返品されていたことが、7日分かった。
県水産振興課によると、疑惑発覚後、県産魚介類の返品が確認されたのは初めて。
有明海産のシバエビの取引価格も下落しており、漁業関係者は、アサリの産地偽装疑惑を受けた風評被害とみている。

 川口漁協によると、中国地方などに販路を持つ県外の商社に3日、ハマグリ2030キロを販売価格約300万円で出荷。
5日になって、商社から「熊本産を理由に買い手がつかない。どうにかできないか」という連絡があった。

 川口漁協は引き取らざるを得なくなり、返品された1930キロは6日、有明海にまき戻した。
川口漁協は1カ月に2回、組合員が沖合の保護区で6日間のハマグリ漁をしているが、12日からの漁も見合わせた。

 県漁業協同組合連合会は8日に予定していた入札会を10日にいったん延期。
県産ハマグリの需要減に関する情報が、ほかにも入ったため、最終的に中止を決めた。
2月は、ひな祭りを前にハマグリの価格が最も高くなるため、入札会では約3トンが500万~600万円で取引されると見込んでいた。

 川口漁協の福島勉参事は「有明海のハマグリは在来種のニホンハマグリで、正真正銘の熊本産。見た目で区別できるのに、風評被害は残念」と肩を落とした。
県漁連会長も務める川口漁協の藤森隆美組合長も「今後の入札もどうなるか分からない」と危機感をあらわにした。

 一方、上天草市の天草漁協上天草総合支所が県外に出荷している有明海産のシバエビなども、2月に入ってから取引価格が下落したり、出荷量が減少したりしている。

 上天草総合支所によると、関西に出荷するシバエビはこの時季、例年であれば1キロ当たり700円程度で取引されるが、今は500円程度に低迷。
市場からは「出荷量も半分程度にしてほしい」と伝えられた。タチウオの出荷も現在は関西向けを控え、県内中心にとどめている。

 総合支所の担当者は「アサリの産地偽装疑惑の報道が始まってからだ。これから先、ワカメやハモにまで影響が及ばないか心配だ。風評被害が長期化しなければいいが」と話した。
(池田祐介、松冨浩之、中尾有希)

【熊本日日新聞 2022年2月7日】

おいおい!!!
「風評被害」って…。
風評被害の意味を分かっていないのかな…??
恥ずかしいぞ…。
風評被害とは、「根拠の不確かな噂や、あいまいな情報をきっかけに生じる経済的損害」のことよ。
つまり、「デマ」による被害のこと…。
今回の事象は、実際に「産地偽装」を行ったことがきっかけであって、デマでも噂でも何でもない…。
自業自得、自ら招いた当然の「結果」だよ。


たとえば、ある企業の一社員が自社製品の食品に毒物を混入してしまったことを隠蔽し、それが事件となって明るみに出たとしましょう。
たとえ、毒物混入の製品を全て回収したとしても…。
おそらく、その企業の製品は売れなくなりますよね…。
これと同じ。
たった一社員の過ちが、会社全体に影響するのですよ。
仮にこの会社の社長が、この件を「当社の製品が売れなくなったのは風評被害だ!」と言えば、強烈な批判にさらされるでしょう…。


当然ですが、熊本県産の海産物全体に影響が出るのは当たり前。
そもそも、商売をする上で最も大切なのは、「品質」や「価格」ではなく「信用」ではないでしょうか。
アサリの産地を偽装した業者は、この「信用」を叩き壊したんですよ…。
風評被害でもなんでもなく、信用を自ら失墜させたのですよ…。


関係者の方々は、「風評」「風評」と言うべきではない…。
こういった発言は、消費者を怒らせるだけ…。





スポンサーサイト



comment

Secret

プロフィール

2015graman

Author:2015graman
思うことを不定期でお知らせします。

◆政治に求める事
憲法改正の投票させて!

◆趣味
競馬・スポーツ観戦(特に総合格闘技・ボクシング)・映画鑑賞

◆好きな俳優
シャーリーズ・セロン
山田孝之

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
ブラッド

FC2Blog Ranking

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる