クルド人が住みやすいよう日本の法律を変更するのは日本人の役目?
2022.06.12.18:00
【クルド人は訴えた 「変えられるのはあなたです」 広島のシンポで】
「郷土の声、異郷の言葉」をテーマに、トルコの同化政策下で暮らすクルド人の音楽文化や歴史を通して社会のあり方を考えるシンポジウム「クルド~故郷に響け 我が魂のルフラン」が4日、広島市南区西荒神町の広島市留学生会館ホールで開かれ、約80人が集まった。
被爆地・広島を訪れた2人のクルド人が、音楽と言葉を通して、日本の市民に思いを伝えた。
そのメッセージとは――。
クルド人は「国を持たない最大の民族」とも呼ばれ、トルコ、イラン、イラク、シリアの4カ国に分かれて暮らす。歌を通じてつながっているとされるが、トルコではクルド語の歌は自由に歌えないという。
クルド民族音楽専門家のセルダル・ジャーナンさんは、民族楽器を演奏しながら、恋の歌から労働歌まで約10曲のクルド語の歌を披露。
イラクのフセイン体制下で1988年、クルド人の街ハラブジャが毒ガス攻撃を受けて5千人以上が殺された悲劇を、広島の原爆の悲劇に重ね合わせた「クルディスタンのヒロシマ」という歌も歌い上げた。
広島からクルディスタン(クルド人が住む地理的領域)に一通の手紙が届き、そこに「広島はお前の姉妹だ」としたためてあった、ハラブジャと広島の悲劇は忘れることはない――。
歌詞の内容を説明しながら、ジャーナンさんは「この歌によって、広島の悲劇をより身近に感じるようになった。私たちは同じ悲劇を共有している」と訴えた。
クルド人ジャーナリストのイルファン・アクタンさんは今春、ジャーナンさんと来日し、約2千人の在日クルド人が暮らす埼玉県でフィールドワークを続けている。
アクタンさんは「日本政府の差別的な政策のもとにあり、居住権もビザも受け取れない」と指摘した上で、「居るけど居ない」という現状を、「自分たちでは変えられない。あなたたちは変えられるのでは」と問いかけた。
来日後に在日コリアンの問題を知ったアクタンさんは、それをクルド人の姿と重ね合わせ、広島朝鮮初中高級学校も訪れていた。
アクタンさんは「ある文化を否定することは、ある民族を殺すことと同じ」と述べ、トルコでもトルコ人が同化政策に黙っていなければ、現状は変わっていただろうと指摘。
「国家をつくっているのは私たちということを忘れてはならない。国家を獣のような存在にするのか、公正な存在にするのか、それは私たちにかかっている。他の人の苦しみに想像力を働かせてほしい」と訴えた。
シンポは広島市立大の田浪亜央江准教授らが企画。
2人を日本に招いた岡真理・京都大教授は「単なる異文化交流ではなく、本当に広島がハラブジャの姉妹になるためにはどうあらねばならないかという大切なことを、2人は語ってくれたと思う」と述べた。
(編集委員・副島英樹)
【朝日新聞 2022年6月7日】
「日本政府の差別的な政策のもとにあり、居住権もビザも受け取れない」…。
「自分たちでは変えられない。あなたたちは変えられるのでは」…。
これはつまり、クルド人が住みやすいように日本の法律を変えてほしいということか…。
なんで日本国民がつくった日本国民のための法律を、クルド人向けにかえなくてはいけないのだろうか…。
そんな国ってあるの??
外国に住むならば、その国の法律に従うのが当たり前だと思うのだが…。
「郷土の声、異郷の言葉」をテーマに、トルコの同化政策下で暮らすクルド人の音楽文化や歴史を通して社会のあり方を考えるシンポジウム「クルド~故郷に響け 我が魂のルフラン」が4日、広島市南区西荒神町の広島市留学生会館ホールで開かれ、約80人が集まった。
被爆地・広島を訪れた2人のクルド人が、音楽と言葉を通して、日本の市民に思いを伝えた。
そのメッセージとは――。
クルド人は「国を持たない最大の民族」とも呼ばれ、トルコ、イラン、イラク、シリアの4カ国に分かれて暮らす。歌を通じてつながっているとされるが、トルコではクルド語の歌は自由に歌えないという。
クルド民族音楽専門家のセルダル・ジャーナンさんは、民族楽器を演奏しながら、恋の歌から労働歌まで約10曲のクルド語の歌を披露。
イラクのフセイン体制下で1988年、クルド人の街ハラブジャが毒ガス攻撃を受けて5千人以上が殺された悲劇を、広島の原爆の悲劇に重ね合わせた「クルディスタンのヒロシマ」という歌も歌い上げた。
広島からクルディスタン(クルド人が住む地理的領域)に一通の手紙が届き、そこに「広島はお前の姉妹だ」としたためてあった、ハラブジャと広島の悲劇は忘れることはない――。
歌詞の内容を説明しながら、ジャーナンさんは「この歌によって、広島の悲劇をより身近に感じるようになった。私たちは同じ悲劇を共有している」と訴えた。
クルド人ジャーナリストのイルファン・アクタンさんは今春、ジャーナンさんと来日し、約2千人の在日クルド人が暮らす埼玉県でフィールドワークを続けている。
アクタンさんは「日本政府の差別的な政策のもとにあり、居住権もビザも受け取れない」と指摘した上で、「居るけど居ない」という現状を、「自分たちでは変えられない。あなたたちは変えられるのでは」と問いかけた。
来日後に在日コリアンの問題を知ったアクタンさんは、それをクルド人の姿と重ね合わせ、広島朝鮮初中高級学校も訪れていた。
アクタンさんは「ある文化を否定することは、ある民族を殺すことと同じ」と述べ、トルコでもトルコ人が同化政策に黙っていなければ、現状は変わっていただろうと指摘。
「国家をつくっているのは私たちということを忘れてはならない。国家を獣のような存在にするのか、公正な存在にするのか、それは私たちにかかっている。他の人の苦しみに想像力を働かせてほしい」と訴えた。
シンポは広島市立大の田浪亜央江准教授らが企画。
2人を日本に招いた岡真理・京都大教授は「単なる異文化交流ではなく、本当に広島がハラブジャの姉妹になるためにはどうあらねばならないかという大切なことを、2人は語ってくれたと思う」と述べた。
(編集委員・副島英樹)
【朝日新聞 2022年6月7日】
「日本政府の差別的な政策のもとにあり、居住権もビザも受け取れない」…。
「自分たちでは変えられない。あなたたちは変えられるのでは」…。
これはつまり、クルド人が住みやすいように日本の法律を変えてほしいということか…。
なんで日本国民がつくった日本国民のための法律を、クルド人向けにかえなくてはいけないのだろうか…。
そんな国ってあるの??
外国に住むならば、その国の法律に従うのが当たり前だと思うのだが…。
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