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映画「荒野の用心棒」西部劇の名作であり代表作品!

2016.12.15.18:00

クリント・イーストウッドつながりで、今回は「荒野の用心棒」。
ところで、セルジオ・レオーネと出会わなかったら、のちのクリント・イーストウッドはなかったのかもしれません。
「荒野の用心棒」や「続・夕陽のガンマン」を見返すたびにそう思います。
1960年代の中盤、クリント・イーストウッドはイタリアに渡って3本のマカロニ・ウェスタンに主演しました。
言うまでもありませんが、当時のジャンルは随分低く見られていたそうです。
残虐描写ばかりを強調するキワモノ西部劇・・・・・世間の評判は、おおむねこの線で一致していたのですね。

セルジオ・レオーネがくれた「原型」




ですが、セルジオ・レオーネだけは別格だったのです。
エンニオ・モリコーネの音楽が高らかに鳴り渡るたびに、胸を躍らせます。
そういった面白さは、様々な演出的工夫を凝らすセルジオ・レオーネの職人魂にほかなりません。

ハリウッドを追われたクリント・イーストウッドも、そのガッツに感応したのではないでしょうか。
ご承知のように「荒野の用心棒」は、黒沢明監督の「用心棒」がもとになっています。
二人のボスが対立する国境の町に流れ者がやってきます。
腕が立つ上に頭の切れるその男は、機略を働かせて両者を共倒れに追い込むといった内容です。

話の筋はそれだけなのですが、「名前のない男」に扮するクリント・イーストウッドはダーティー・ヒーローの原型をこの時すでに作り上げているのです。
同時に、あの魅力あふれる「ふくみ笑いの感覚」も、セルジオ・レオーネを通してつかんだのではないでしょうか。
この感覚はのちに撮られる数々の名作の隠し味になっているのではと思います。






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