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「白い肌の異常な夜」は主役・監督ともに初めて挑んだサスペンス

2016.12.26.18:00

この映画の原作を初めて読んだときのクリント・イーストウッドは頭が混乱して眠れなくなったそうです。
この小説に様々な感情をいだいたクリント・イーストウッドは、ドン・シーゲル監督に相談を持ち掛けます。
ドン・シーゲル監督はこの時ちょうど、映画「真昼の死闘」の撮影中だったそうです。

【官能的でスリリングな悪夢】




舞台は南北戦争さなかのアメリカ南部です。
重傷を負った北軍兵士マクビー(クリント・イーストウッド)が、12歳少女に助けられて、全寮制の女学院に運び込まれます。
そのマクビーの存在に女たちが心を乱されます。
厳格な院長(ジェラルディン・ペイジ)や教師(エリザベス・ハートマン)はもちろん、少女たちも狂い始めるのです。

アクション俳優の看板を掲げてきたクリント・イーストウッドにとって、この「白い肌の異常な夜」に主演するのは大冒険だったはずです。
男性型娯楽映画を得意としてきた、ドン・シーゲルにとっても事情は同じです。

しかし、二人は見事にエロティックでスリリングな映画に仕上げたのです。
ある意味、この映画は「二人の最高傑作だ」と評価する人も多いです。

それだけではなく、クリント・イーストウッドは、秘められていた自分の資質を発掘したのではないでしょうか。
この資質は、後に続く初監督作品「恐怖のメロディ」はもとより、「タイトロープ」や「ザ・シークレット・サービス」といった作品でも活かされることになります。







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