映画「マッドマックス」名優メル・ギブソンの出世作!
2017.01.20.18:00
初めて「マッドマックス」をみたとき、自分は反射的にマカロニ・ウェスタンやカンフー・アクションを思い出しました。
また、さらに連想したのは、スタンリー・キューブリック監督の「時計じかけのオレンジ」でした。
マカロニ・ウェスタン、カンフー・アクション、時計じかけのオレンジに共通するのは残酷な描写です。
ただし、前のふたつが生身の肉体とじかに関わっている印象が強いのに対し、「時計じかけのオレンジ」のほうからは、無機的な暴力の冷血性と恐怖感がじわっと伝わってきます。
「マッドマックス」の舞台は、近未来のオーストラリアです。
主人公のマックス(メル・ギブソン)は、凶悪な暴走族を取り締まる交通警官ですが、彼らとのいたちごっこに虚しさを覚え、上司に願い出て家族と休暇をとります。
ですが暴走族の首領トーカッターは、死んだ仲間の仇を討とうと、しつこくマックスをつけ狙っていたのです。
この映画が監督初作品となったジョージ・ミラーは、抜群の撮影術と編集術で世間を仰天させたのです。
特に、異様に速い移動撮影の効果は驚きました。
広大な荒野と、そこを抜ける車や、バイクの暴走感覚をここまで鮮烈にとらえた映画は、もしかするとこの映画が初めてだったのではないかと思いました。
監督のジョージ・ミラーは、車やバイクといった出演者とカメラなどの撮影機材とをうまく躍動させて作りました。
それと同時に、ホラー映画の感覚を隠し味に使い、恐怖感の温度を急上昇させたといってもよいかもしれません。
野蛮で粗暴にみえる映画ですが、潜在能力は高いと思います。
また、さらに連想したのは、スタンリー・キューブリック監督の「時計じかけのオレンジ」でした。
マカロニ・ウェスタン、カンフー・アクション、時計じかけのオレンジに共通するのは残酷な描写です。
ただし、前のふたつが生身の肉体とじかに関わっている印象が強いのに対し、「時計じかけのオレンジ」のほうからは、無機的な暴力の冷血性と恐怖感がじわっと伝わってきます。
【車やバイクがカメラと情交】
「マッドマックス」の舞台は、近未来のオーストラリアです。
主人公のマックス(メル・ギブソン)は、凶悪な暴走族を取り締まる交通警官ですが、彼らとのいたちごっこに虚しさを覚え、上司に願い出て家族と休暇をとります。
ですが暴走族の首領トーカッターは、死んだ仲間の仇を討とうと、しつこくマックスをつけ狙っていたのです。
この映画が監督初作品となったジョージ・ミラーは、抜群の撮影術と編集術で世間を仰天させたのです。
特に、異様に速い移動撮影の効果は驚きました。
広大な荒野と、そこを抜ける車や、バイクの暴走感覚をここまで鮮烈にとらえた映画は、もしかするとこの映画が初めてだったのではないかと思いました。
監督のジョージ・ミラーは、車やバイクといった出演者とカメラなどの撮影機材とをうまく躍動させて作りました。
それと同時に、ホラー映画の感覚を隠し味に使い、恐怖感の温度を急上昇させたといってもよいかもしれません。
野蛮で粗暴にみえる映画ですが、潜在能力は高いと思います。
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