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映画「断崖」!名優ケイリー・グラントの演技も見もの!

2017.01.26.18:00

この映画「断崖」の原題は「サスピション(疑惑)」といいます。
疑惑をいだくのは、良家の令嬢リナ(ジョーン・フォンテーン)です。
疑いをかけられるのは、イケメンの遊び人ジョニー(ケイリー・グラント)です。
ジョニーとリナは、列車で知り合って夫婦になりました。
ところがリナは、結婚前からジョニーに関する悪い噂をいろいろと耳にしているのです。
厳格な軍人の父親も、その結婚にはよい顔をしません。
つまり彼女の心には、早い段階からマイナス要因がいくつか刷り込まれているといってもよいのです。

【見る者をゆさぶるあの手この手】




その疑惑が頂点に達するのが、海辺の断崖を眼にしたときです。
彼はいったい、何をたくらんでいるのか・・・・・。

イギリス出身のヒッチコック監督は、イギリスを舞台にしたハリウッド映画を2本撮っています。
1本目が「レベッカ」で、この「断崖」は2本目にあたります。
ただしこの映画には、仰天するような発想が少ないのです。
セット撮影もかなり予算をケチったようです。
実際に、映画的冒険に関しては、ヒッチコック監督自身も不満をいだいていたようです。

そういった状況でも、ヒッチコック監督はきちんとみせてくれます。
普通の監督が撮れば単調になりそうなこの物語に、ヒッチコック監督はあの手この手のゆさぶりをかけるのです。

さらに光るのはケイリー・グラントの演技です。
イケメンで明るく、それでいながらずる賢く冷酷な匂いを漂わせる男を演じます。
そんなジョニー(ケイリー・グラント)がミルクの入ったコップをもって階段を昇るシーンはあまりにも有名です。
このミルクにも仕掛けがあるのです。
ヒッチコック監督は、毒のようなミルクの白さを出すために、コップの中に豆電球を仕込んだというのです。
こういったこだわりもまさに巨匠です・・・。

1941年の映画です。






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