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映画「セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ」対ハリウッドのインディーズ!

2017.02.01.18:00

ジョン・ウォーターズ監督は、世界を相手に喧嘩を売ってきた監督です。
1972年公開の「ピンク・フラミンゴ」以来、彼は様々な制度や偽善や固定観念に向けて、痛烈な批判を行ってきました。
ですが、その戦闘的な姿勢は、つねに黒い笑いと辛辣な皮肉で彩られています。
悪意があり、嘲笑いもありますが、なんとなく楽しめる「悪趣味」がみえます。
その傾向は「セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ」を見ると、ますます濃くなってきます。

【ハリウッドに接近戦を挑む】




映画の舞台はボルティモアです。
話は、新作のプレミア上映のためそこへやってきたハリウッド女優のハニー・ウィットロック(メラニー・グリフィス)が、テロリスト集団によって誘拐されるところから始まります。
集団のリーダーはセシル・B・ディメンテッド(狂ったセシル・B)と名乗る青年(スティーヴン・ドーフ)です。
彼らは、感傷的で偽善的なハリウッド映画を敵視し、ハニー・ウィットロックを主人公に予算ゼロの映画を撮ろうとするのです。

そんな彼らの姿を、ジョン・ウォーターズ監督はなんとも皮肉っぽい視線でとらえていきます。
意図的に安っぽく撮られた映像、意図的に平板を装った演出など、彼はあえてアマチュア的な技法を前面に出して作っています。
ですが、そんな技法の陰には強烈なメッセージが隠れているのです。
それは、商業主義に明け暮れるハリウッド映画だけではなく、それを敵視するテロリスト集団の幼稚で独善的な狂気に対してもです。
つまり、ジョン・ウォーターズ監督は映画の本筋とは何か、を問いかけ、まだ自分にも見えない「究極のジョーク」をさがしているのではないでしょうか。
これは、ハリウッド映画界に対する接近戦を挑んでいるのだと思います。

2000年の映画です。






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