映画「クルーレス」ビバリー・ヒルズが舞台の青春映画!
2017.02.10.18:00
ヒロインのシェール(アリシア・シルヴァーストーン)は、ビバリー・ヒルズの豪邸に暮らすお嬢さまです。
父親(ダン・ヘダヤ)は弁護士で、運転免許も持っていないシェールにジープを買い与えているのです。
高校生のシェールは、毎朝コンピューターで服のマッチングをたしかめ、どうしようもなくダサい人(クルーレス=映画のタイトルです)を周りに発見すると、改造や矯正の喜びに胸を震わせるのです。
「なんだ、なんて嫌な娘なのだろう・・・。」と思われる方もいるかもしれませんが、この内容はある古典小説をもとにしています。
それは、ジェーン・オースティンが1816年に発表した古典小説「エマ」です。
エマと同様に、シェールもかなりのお節介焼きです。
人のことにとやかく口をはさみ、あげくは自分自身が何を求めているのかわからなくなってしまうのです。
ですが、話の舞台は19世紀初頭の英国ではなく、20世紀末のカリフォルニアです。
しかも監督は、「初体験 リッジモント・ハイ」で名優ショーン・ペンをブレイクさせたエイミー・ヘッカリングです。
辛辣な軽妙さと笑いを武器に、この女性監督は、物語の隅々にきわどい変化球を決めていきます。
なかでも魅力的なのは、「アホづくり」の陰にひそむ味わいではないでしょうか。
シェールとコンビを組む親友のディオンヌ(シェールもディオンヌも昔のスター歌手の名前です)をはじめ、登場人物はみな憎めないおばかさんばかりなのです。
そんな彼らの巻き起こす茶番劇から納得のラストシーンまで、エイミー・ヘッカリング監督は、余分な説明を避けた足まわりのよい演出を貫いています。
1995年のアメリカ映画です。
父親(ダン・ヘダヤ)は弁護士で、運転免許も持っていないシェールにジープを買い与えているのです。
高校生のシェールは、毎朝コンピューターで服のマッチングをたしかめ、どうしようもなくダサい人(クルーレス=映画のタイトルです)を周りに発見すると、改造や矯正の喜びに胸を震わせるのです。
【「アホづくり」にひそむ味わい】
「なんだ、なんて嫌な娘なのだろう・・・。」と思われる方もいるかもしれませんが、この内容はある古典小説をもとにしています。
それは、ジェーン・オースティンが1816年に発表した古典小説「エマ」です。
エマと同様に、シェールもかなりのお節介焼きです。
人のことにとやかく口をはさみ、あげくは自分自身が何を求めているのかわからなくなってしまうのです。
ですが、話の舞台は19世紀初頭の英国ではなく、20世紀末のカリフォルニアです。
しかも監督は、「初体験 リッジモント・ハイ」で名優ショーン・ペンをブレイクさせたエイミー・ヘッカリングです。
辛辣な軽妙さと笑いを武器に、この女性監督は、物語の隅々にきわどい変化球を決めていきます。
なかでも魅力的なのは、「アホづくり」の陰にひそむ味わいではないでしょうか。
シェールとコンビを組む親友のディオンヌ(シェールもディオンヌも昔のスター歌手の名前です)をはじめ、登場人物はみな憎めないおばかさんばかりなのです。
そんな彼らの巻き起こす茶番劇から納得のラストシーンまで、エイミー・ヘッカリング監督は、余分な説明を避けた足まわりのよい演出を貫いています。
1995年のアメリカ映画です。
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