映画「ふるえて眠れ」!ハマる推理サスペンスの傑作!
2017.02.17.18:00
ロバート・アルドリッチ監督は、骨っぽい男の戦いを描くのが得意な監督でした。
「特攻大作戦」はもとより、「北国の帝国」でも「ロンゲスト・ヤード」でも、その風味はつねに作品に現れていました。
そんなロバート・アルドリッチ監督が、女の戦いを主題に選ぶとどうなるのでしょうか。
1962年の「何がジェーンに起こったか」と1964年の「ふるえて眠れ」。
この二本には、どちらもベティ・デイヴィスが主演しています。
ただし役柄は対照的です。
前者では「攻める」側に立っていた彼女が、後者では「攻められる」側に立つのです。
映画は、1927年の猟奇的な殺人事件から始まります。
この事件で容疑をかけられたシャーロット(ベティ・デイヴィス)は、1964年の現在、精神に変調をきたしたままルイジアナ州の豪邸にひっそりと暮らしているのです。
そこへやってきたのは従妹のミリアム(オリヴィア・デ・ハヴィランド)です。
ミリアムは医師のドリュー(ジョセフ・コットン)と手を組んで邸の乗っ取りを図るのですが、陰謀が進められるうち、殺人事件の真相もしだいに明かされていくのです。
ただし、この作品は通常のサスペンス映画とは一味も二味も違うのです。
光と影のコントラストが強烈な感情を反映させた映像。
狂ったメロドラマとゴシック・ホラーがひねり合わされたきわどい表現技巧。
そしてなによりも、映画の中心で妖しく輝くベティ・デイヴィスの存在。
刻々と変化するそのオーラは「怪演」などという決まり文句をはるかに超えているのではないでしょうか。
彼女の恐るべき演技を、存分に楽しめる映画です。
1964年のアメリカ映画。
「特攻大作戦」はもとより、「北国の帝国」でも「ロンゲスト・ヤード」でも、その風味はつねに作品に現れていました。
そんなロバート・アルドリッチ監督が、女の戦いを主題に選ぶとどうなるのでしょうか。
【妖しく輝くベティ・デイヴィス】
1962年の「何がジェーンに起こったか」と1964年の「ふるえて眠れ」。
この二本には、どちらもベティ・デイヴィスが主演しています。
ただし役柄は対照的です。
前者では「攻める」側に立っていた彼女が、後者では「攻められる」側に立つのです。
映画は、1927年の猟奇的な殺人事件から始まります。
この事件で容疑をかけられたシャーロット(ベティ・デイヴィス)は、1964年の現在、精神に変調をきたしたままルイジアナ州の豪邸にひっそりと暮らしているのです。
そこへやってきたのは従妹のミリアム(オリヴィア・デ・ハヴィランド)です。
ミリアムは医師のドリュー(ジョセフ・コットン)と手を組んで邸の乗っ取りを図るのですが、陰謀が進められるうち、殺人事件の真相もしだいに明かされていくのです。
ただし、この作品は通常のサスペンス映画とは一味も二味も違うのです。
光と影のコントラストが強烈な感情を反映させた映像。
狂ったメロドラマとゴシック・ホラーがひねり合わされたきわどい表現技巧。
そしてなによりも、映画の中心で妖しく輝くベティ・デイヴィスの存在。
刻々と変化するそのオーラは「怪演」などという決まり文句をはるかに超えているのではないでしょうか。
彼女の恐るべき演技を、存分に楽しめる映画です。
1964年のアメリカ映画。
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