映画「ロンゲスト・ヤード」囚人と看守のフットボール対決!
2017.02.20.18:00
シトラス州刑務所という表記が映画のなかに出てきますが、まあフロリダ州あたりを頭に浮かべればよいようです。
要するに舞台はアメリカ南部のようです。
主人公のポール・クルー(バート・レイノルズ)はもとフットボールの花形選手でしたが、八百長がきっかけで、今は金持ちのジゴロに身を落としているのです。
そんな彼が、女の車を盗んだかどで懲役18カ月の刑を受けます。
刑務所ではフットボール狂の所長(エディ・アルバート)や看守長(エド・ローター)がポール・クルーの到着を待っています。
ふたりは、彼を利用して強いチームを作ろうとしているのです。
ところが、話は少しよじれるのです。
クルーは囚人を組織して看守チームの噛ませ犬にするという条件を呑みます。
その一方で、彼は囚人をあおります。
にっくき看守どもをおおっぴらに殴る好機と持ちかけ、怪力男や異常者をつぎつぎと引き入れるのです。
「ヴェラクルス」や「北国の帝王」を例に引くまでもなく、ロバート・アルドリッチ監督は、「男の戦い」を描かせると抜群の監督でした。
前半部の展開こそやや緩慢なこの映画ですが、たっぷり時間をかけた試合の場面に入るとさすがに腕の違いがわかります。
主人公と敵役をともに「嫌なやつ」に設定し、彼らのタフなやりとりを、骨太なのにどこかあっさりした味で描いてみせています。
そもそも「堕ちたスターと刑務所の看守」という嫌われ者同士を対決させる構図自体が微笑を誘います。
この監督の不敵な視線は、ここにもよく表れているのではないでしょうか。
1974年のアメリカ映画です。
要するに舞台はアメリカ南部のようです。
主人公のポール・クルー(バート・レイノルズ)はもとフットボールの花形選手でしたが、八百長がきっかけで、今は金持ちのジゴロに身を落としているのです。
【嫌われ者同士を対決させる】
そんな彼が、女の車を盗んだかどで懲役18カ月の刑を受けます。
刑務所ではフットボール狂の所長(エディ・アルバート)や看守長(エド・ローター)がポール・クルーの到着を待っています。
ふたりは、彼を利用して強いチームを作ろうとしているのです。
ところが、話は少しよじれるのです。
クルーは囚人を組織して看守チームの噛ませ犬にするという条件を呑みます。
その一方で、彼は囚人をあおります。
にっくき看守どもをおおっぴらに殴る好機と持ちかけ、怪力男や異常者をつぎつぎと引き入れるのです。
「ヴェラクルス」や「北国の帝王」を例に引くまでもなく、ロバート・アルドリッチ監督は、「男の戦い」を描かせると抜群の監督でした。
前半部の展開こそやや緩慢なこの映画ですが、たっぷり時間をかけた試合の場面に入るとさすがに腕の違いがわかります。
主人公と敵役をともに「嫌なやつ」に設定し、彼らのタフなやりとりを、骨太なのにどこかあっさりした味で描いてみせています。
そもそも「堕ちたスターと刑務所の看守」という嫌われ者同士を対決させる構図自体が微笑を誘います。
この監督の不敵な視線は、ここにもよく表れているのではないでしょうか。
1974年のアメリカ映画です。
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