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映画「カリフォルニア・ドールス」!女子プロレスがテーマの傑作!

2017.02.21.18:00

この映画は、なぜ軽視され続けているのでしょうか・・・。
スターが出ていないからなのでしょうか・・・。
構築がゆるいからなのでしょうか・・・。
脚本の書き込みが浅いからなのでしょうか。
どれもこれもそのとおりだと思いますが、「カリフォルニア・ドールス」は圧倒的に面白いのです。
今あげた否定材料は、自分にとってはすべて魅力に映ります。

【見終わると拍手を送りたくなる】




描かれているのは女子プロレスの世界です。
タッグを組むのは、アイリス(ヴィッキ・ウレデリック)とモリー(ローレン・ランドン)です。
ふたりはいいかげんなマネジャーのハリー(ピーター・フォーク)とともに、おんぼろシヴォレーで中西部を移動しています。
アクロン、トレド、シンシナティあたりの寒々とした会場に乗り込み、一試合200ドルほどのささやかなギャラでその日暮らしをしているのです。
ハリーとアイリスは元恋人の設定のようです。

うらぶれて殺風景なこの世界を、ロバート・アルドリッチ監督は、平然と描いていきます。
工業地帯の煤煙も、安モーテル部屋も、会場の更衣室も、余分な感傷には汚染されません。
移動し、仕事をし、小銭のやりくりをし(ハリーは「アクアフレッシュを買ってきてくれ。セールだったらな。」などと発言します)、内輪もめをし、それでも三人は晴れ舞台がやってくる日を待つのです。

この停滞と、やがて訪れる高揚のコントラストが素晴らしいのです。
「北国の帝王」や「ロンゲスト・ヤード」もそうでしたが、引き絞っていた手綱を放すときのロバート・アルドリッチ監督は、活劇を撮る喜びにあふれています。
その喜びは、観客にも感染していくのです。
これは、見終わると拍手を送りたくなる傑作です。

1981年のアメリカ映画です。






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