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映画「アンタッチャブル」!禁酒法をめぐり戦いが!

2017.03.10.18:00

逮捕されて小屋に連れ込まれたギャングの一員が、なかなか口を割らない。
小屋の外には銃撃戦で射殺された別のギャングが倒れている。
すると老練警官のマローン(ショーン・コネリー)が外に出て死体を立たせ、口を割らねば殺すぞ、と聞こえよがしに脅し、じっさいに口のなかに銃弾を撃ち込む。
室内で見ていたギャングは、それが死体であることに気づかず、あっさりと自白をはじめる・・・・。

【派手な構図を支える装置と衣装】




このシーンは、ブライアン・デ・パルマ監督が撮った「アンタッチャブル」のなかで最も印象的な場面です。
ご存じの方も多いと思いますが、話の軸はエリオット・ネス捜査官(ケヴィン・コスナー)と暗黒街の帝王アル・カポネ(ロバート・デ・ニーロ)の対決です。
時代は禁酒法が施行されていた1930年ころです。
舞台はもちろん、シカゴとその近郊です。

この時代、警察とギャングの戦いは、暴力団同士の抗争とよく似ていました。
ブライアン・デ・パルマ監督は冒頭に紹介した場面で、その特性を力強く打ち出してみせました。
残念ながら、この力強さは全編を貫いているわけではありません。
それでも「戦艦ポチョムキン」を連想させる駅の銃撃シーンや、アル・カポネが本拠地とするホテルのらせん階段で小競り合いが起こる場面などは目を奪います。
ブライアン・デ・パルマ監督得意の派手な構図や躍動感にあふれたカメラワークが存分に発揮されているからだと思います。

それを支えるのはフランク・Ⅼ・ライトの建築を模した装置やアルマーニをたくみに活用した衣装の数々ではないでしょうか。
この映画には、楽しいハッタリがたっぷり詰まっていると思います。

1987年のアメリカ映画です。






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