映画「第十七捕虜収容所」!コメディもある痛快な娯楽作品!
2017.03.14.18:00
捕虜収容所を舞台にした映画は決してすくなくないです。
「大脱走」「戦場にかける橋」「勝利への脱出」「ディア・ハンター」・・・・・ドイツ軍、日本軍、ベトコンと背景こそばらばらですが、数え上げればたちまち1ダースを超えてしまいそうです。
それらの原点に位置するのが「第十七捕虜収容所」といってもよいのではないでしょうか。
「第十七捕虜収容所」はそれほど派手な映画ではありません。
もともとが舞台劇だけあってアクションはめだたないですし、スターは出ていないにひとしいですし、撮影や美術や編集に工夫が凝らされているわけでもありません。
にもかかわらず、この映画は面白いのです。
いったん見はじめたら、途中で目を離すのはむずかしいです。
舞台は第二次大戦中のドイツ軍捕虜収容所です。
その一画にアメリカ空軍の軍曹ばかりが集められているのです。
ある夜、ふたりの捕虜が脱走を図り、待ち伏せしていたドイツ兵に射殺されます。
「おかしい・・・。」
計画はぬかりなく練られていたはずなのです。
もしかして捕虜の中に内通者が・・・・。
そんな筋書きを、ビリー・ワイルダー監督は練達の話術で語りこんでいきます。
サスペンスとコメディを巧みに調合し、主役のウィリアム・ホールデンにボガード風のシニカルな芝居をさせる一方で、ロバート・ストロース、シグ・ルーマンといった渋い脇役に軽演劇的な笑いの部分を背負わせるのです。
なかでも目を惹くのは、所長に扮したオットー・プレミンジャー(俳優・映画監督)だと思います。
かたくなな性格で知られたこの名監督オットー・プレミンジャーは、ナチの悪役をとても楽しげに演じています。
1953年のアメリカ映画です。
「大脱走」「戦場にかける橋」「勝利への脱出」「ディア・ハンター」・・・・・ドイツ軍、日本軍、ベトコンと背景こそばらばらですが、数え上げればたちまち1ダースを超えてしまいそうです。
それらの原点に位置するのが「第十七捕虜収容所」といってもよいのではないでしょうか。
【練達の話術と渋い脇役】
「第十七捕虜収容所」はそれほど派手な映画ではありません。
もともとが舞台劇だけあってアクションはめだたないですし、スターは出ていないにひとしいですし、撮影や美術や編集に工夫が凝らされているわけでもありません。
にもかかわらず、この映画は面白いのです。
いったん見はじめたら、途中で目を離すのはむずかしいです。
舞台は第二次大戦中のドイツ軍捕虜収容所です。
その一画にアメリカ空軍の軍曹ばかりが集められているのです。
ある夜、ふたりの捕虜が脱走を図り、待ち伏せしていたドイツ兵に射殺されます。
「おかしい・・・。」
計画はぬかりなく練られていたはずなのです。
もしかして捕虜の中に内通者が・・・・。
そんな筋書きを、ビリー・ワイルダー監督は練達の話術で語りこんでいきます。
サスペンスとコメディを巧みに調合し、主役のウィリアム・ホールデンにボガード風のシニカルな芝居をさせる一方で、ロバート・ストロース、シグ・ルーマンといった渋い脇役に軽演劇的な笑いの部分を背負わせるのです。
なかでも目を惹くのは、所長に扮したオットー・プレミンジャー(俳優・映画監督)だと思います。
かたくなな性格で知られたこの名監督オットー・プレミンジャーは、ナチの悪役をとても楽しげに演じています。
1953年のアメリカ映画です。
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