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映画「情婦」!アガサ・クリスティーの小説をビリー・ワイルダーが見事な映画に!

2017.03.23.18:00

強いてジャンル分けをすれば法廷劇ということになるのでしょうか。
原作はアガサ・クリスティーです。
ビリー・ワイルダー監督にしてはやや異色の分野に挑んだものと思われるかもしれませんが、見終えてしまえばこれはやはりワイルダー印の作品です。
「情婦」には、彼が得意とした虚無的・悲観的な指向性を持つ犯罪映画やコメディの匂いが隠し味のようにひそんでいます。

【隠し味を利かせたサスペンス】




話は、半ば失業者の中年男ヴォール(タイロン・パワー)に殺人の嫌疑がかけられるところからはじまります。
ヴォールは、クリスティーネ(マレーネ・ディートリッヒ)という妻がありながら、裕福な初老の未亡人と交渉をもっていました。
その未亡人が、自宅の居間で何者かに殺害されてしまったのです。

ヴォールは無罪を主張して、腕利きの弁護士ウィルフリッド卿(チャールズ・ロートン)に助けをもとめます。
病み上がりのウィルフリッドは事件に興味をいだき、心臓の薬を手もとに忍ばせて法廷にのぞみます。

二転三転して先を読ませない脚本。
緩急自在を絵に描いたようなチャールズ・ロートンの演技。
公開当時57歳という年齢を感じさせないマレーネ・ディートリッヒの鋭い反射神経。
こういった要素が重層的にからみあって「情婦」は見る人たちを飽きさせません。

ですが、最大の魅力はなんといってもビリー・ワイルダー監督の語り口ではないでしょうか。
スリリングな展開のなかにそっと織り込まれる柔らかな笑い。
その一方で、全編を貫く非常なまでに冷徹な観察眼。
できすぎのトリックまでふくめて、この映画のビリー・ワイルダー監督は得意技を全開させています。

1957年のアメリカ映画です。






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