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映画「お熱いのがお好き」!コメディの傑作!モンローも素敵です!

2017.03.24.18:00

この映画が公開された1959年、マリリン・モンローは33歳でした。
このとき彼女はすでに、酒と薬物の濫用で精神状態が不安定になっていたそうです。
「バーボンはどこ?」という短い台詞がどうしてもいえず、業を煮やしたビリー・ワイルダー監督が彼女の開けるひきだしのなかに台詞を書いた紙を貼っておくと、マリリン・モンローはかならず別のひきだしを開けてしまったそうです。

【モンローに悩みモンローで輝く】




にもかかわらず、「お熱いのがお好き」のマリリン・モンローはとても輝いています。
「彼女とキスするのはヒトラーとキスするようなもの」とこぼしたトニー・カーティスにしたところで、実はマリリン・モンローとからむシーンが最も光っているのではないでしょうか。

映画の舞台は禁酒法時代のシカゴとマイアミです。
聖ヴァレンタイン・デーにギャングの虐殺を目撃したふたりの音楽奏者(トニー・カーティスとジャック・レモン)が女装してマイアミへ逃げ、そこでとんでもないてんやわんやが繰り広げられるという話は、ご存知の方も多いかもしれません。

それにしても、この映画の「構造」は手が込んでいます。
寝台車の酒盛りやホテルでの追跡劇はマルクス兄弟の作品を連想させますし、一方がロマンティックな世界へ生還するのに他方は「どたばたギャグ」の世界に閉じ込められたまま、という結末はなんとも皮肉です。
マリリン・モンローの一件もあって撮影現場の雰囲気は最悪だったらしいのですが、全篇を貫くお気楽な空気は、手作りのプロ意識もたらしたものといってもよいのではないでしょうか。

1959年のアメリカ映画です。






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