韓国の人々の温かな拍手が送られ平昌オリンピックは大成功?
2018.03.05.18:00
【(社説)平昌→東京 五輪への思いをつなぐ】
平昌冬季五輪が閉幕した。
確実にレベルアップした日本選手団をはじめ、過去最多の92カ国・地域から参加したアスリートたちが、スポーツの魅力と人間の可能性を示してくれた。
2年後の東京夏季五輪に向けて、教訓や参考にすべきことが多い大会でもあった。
ひとつが根深いドーピング問題だ。
組織ぐるみの違反が指摘されたロシアの選手たちは、個人の資格で参加した。
ところがその中から、またも禁止薬物の陽性反応が出て、メダルを剥奪(はくだつ)されるなどした。
それだけではない。
日本選手の1人も陽性と判断された。
本人は使用を否定していて詳細は不明だが、大会前に発覚したカヌー選手による薬物混入事件とあわせ、日本のクリーンイメージは大きく傷ついた。
再発防止に全力でとり組む必要がある。
試合時間の設定も論議を呼んだ。
フィギュアなどの人気種目は、午前中から始まった。
逆にジャンプは終了が深夜0時を過ぎたこともあった。
欧米の放送時間にあわせたためだ。
膨大な放映権料を払うテレビ局への配慮が、選手の体調管理や観客の利便よりも優先され、後味の悪さを残した。
東京は酷暑の季節の開催になる。
限界はあるが、できるかぎりの工夫を凝らし「選手第一」の姿勢を貫くべきだ。
輸送対策も後手に回った印象は否めず、渋滞など多くのトラブルを引き起こした。
築地市場の移転問題が尾を引く東京にとって他人事ではない。
五輪で近年相次ぐ「観客席の大量空席」の光景もくり返された。
入場券の不当な転売防止とあわせ、対策を練らねばならない。
北朝鮮問題が深刻さを増すなか開かれた今回の大会は、関係国の思惑がからみ、あちこちに「政治」が影を落とした。
アイスホッケーの南北合同チームが急きょ結成されたことで混乱もあった。
だが総じて韓国の人々は平静に五輪を楽しみ、競技会場ではどの国・地域の選手にも温かな拍手が送られた。
中でもスピードスケートの小平奈緒、李相花(イサンファ)両選手がみせた国境を超えた友情は、多くの共感と感動を呼び、スポーツがもつ力を強く印象づけた。
ぜひ東京に引き継ぎたい財産だ。
五輪は平昌から東京、そして22年北京冬季と東アジアでの開催が続く。
難しい課題を抱える地域だからこそ、ふつうの人が互いの国を訪ね、同じ会場で声援を送り合う機会は貴重だ。
選手や指導者だけではない。市民も「主役」になれる大会をめざして、準備を進めたい。
【ソース:朝日新聞(社説) 2018年2月27日】
平昌冬季五輪スピードスケート・ショートトラック女子で、韓国選手が失格となりメダルを逃したことに憤ったインターネットユーザーらが、3位のカナダ選手をソーシャルメディアで罵倒したり、殺害を予告したりして、韓国警察が捜査に乗り出した。
カナダ警察も選手の安全確保に乗り出す騒ぎになっている。
【ソース:サンケイスポーツ 2018年2月18日】
準決勝進出を逃した19日の競技で、3人のうち2人が1人を置き去りにしてゴール。
先行した選手が遅れた選手を嘲笑するそぶりを見せ、批判が殺到した。
代表資格の剥奪を求める大統領府への請願が35万件を超える事態になっていた。
【ソース:産経ニュース 2018年2月24日】
平昌冬季五輪のスピードスケート女子マススタートで銀メダルを獲得したキム・ボルム選手(25)がレース後、氷上に置いた韓国国旗を前に両膝をつき“土下座”したことで、これまでキムをバッシングしてきた韓国世論の矛先に変化が現れている。
新たな標的は…。
マススタートで優勝候補だったキム選手は、高木菜那(日本電産サンキョー)に敗れたものの、銀メダルを勝ち取った。
しかし、「土下座は自分の言動を韓国国民に謝るため。ごめんなさいという思いしかありません…」と絞り出すのが精いっぱいだった。
【ソース:産経ニュース 2018年2月25日】
最後にもう一度、朝日新聞の社説です。
「韓国の人々は平静に五輪を楽しみ、競技会場ではどの国・地域の選手にも温かな拍手が送られた。」
…。。。。。
平昌冬季五輪が閉幕した。
確実にレベルアップした日本選手団をはじめ、過去最多の92カ国・地域から参加したアスリートたちが、スポーツの魅力と人間の可能性を示してくれた。
2年後の東京夏季五輪に向けて、教訓や参考にすべきことが多い大会でもあった。
ひとつが根深いドーピング問題だ。
組織ぐるみの違反が指摘されたロシアの選手たちは、個人の資格で参加した。
ところがその中から、またも禁止薬物の陽性反応が出て、メダルを剥奪(はくだつ)されるなどした。
それだけではない。
日本選手の1人も陽性と判断された。
本人は使用を否定していて詳細は不明だが、大会前に発覚したカヌー選手による薬物混入事件とあわせ、日本のクリーンイメージは大きく傷ついた。
再発防止に全力でとり組む必要がある。
試合時間の設定も論議を呼んだ。
フィギュアなどの人気種目は、午前中から始まった。
逆にジャンプは終了が深夜0時を過ぎたこともあった。
欧米の放送時間にあわせたためだ。
膨大な放映権料を払うテレビ局への配慮が、選手の体調管理や観客の利便よりも優先され、後味の悪さを残した。
東京は酷暑の季節の開催になる。
限界はあるが、できるかぎりの工夫を凝らし「選手第一」の姿勢を貫くべきだ。
輸送対策も後手に回った印象は否めず、渋滞など多くのトラブルを引き起こした。
築地市場の移転問題が尾を引く東京にとって他人事ではない。
五輪で近年相次ぐ「観客席の大量空席」の光景もくり返された。
入場券の不当な転売防止とあわせ、対策を練らねばならない。
北朝鮮問題が深刻さを増すなか開かれた今回の大会は、関係国の思惑がからみ、あちこちに「政治」が影を落とした。
アイスホッケーの南北合同チームが急きょ結成されたことで混乱もあった。
だが総じて韓国の人々は平静に五輪を楽しみ、競技会場ではどの国・地域の選手にも温かな拍手が送られた。
中でもスピードスケートの小平奈緒、李相花(イサンファ)両選手がみせた国境を超えた友情は、多くの共感と感動を呼び、スポーツがもつ力を強く印象づけた。
ぜひ東京に引き継ぎたい財産だ。
五輪は平昌から東京、そして22年北京冬季と東アジアでの開催が続く。
難しい課題を抱える地域だからこそ、ふつうの人が互いの国を訪ね、同じ会場で声援を送り合う機会は貴重だ。
選手や指導者だけではない。市民も「主役」になれる大会をめざして、準備を進めたい。
【ソース:朝日新聞(社説) 2018年2月27日】
平昌冬季五輪スピードスケート・ショートトラック女子で、韓国選手が失格となりメダルを逃したことに憤ったインターネットユーザーらが、3位のカナダ選手をソーシャルメディアで罵倒したり、殺害を予告したりして、韓国警察が捜査に乗り出した。
カナダ警察も選手の安全確保に乗り出す騒ぎになっている。
【ソース:サンケイスポーツ 2018年2月18日】
準決勝進出を逃した19日の競技で、3人のうち2人が1人を置き去りにしてゴール。
先行した選手が遅れた選手を嘲笑するそぶりを見せ、批判が殺到した。
代表資格の剥奪を求める大統領府への請願が35万件を超える事態になっていた。
【ソース:産経ニュース 2018年2月24日】
平昌冬季五輪のスピードスケート女子マススタートで銀メダルを獲得したキム・ボルム選手(25)がレース後、氷上に置いた韓国国旗を前に両膝をつき“土下座”したことで、これまでキムをバッシングしてきた韓国世論の矛先に変化が現れている。
新たな標的は…。
マススタートで優勝候補だったキム選手は、高木菜那(日本電産サンキョー)に敗れたものの、銀メダルを勝ち取った。
しかし、「土下座は自分の言動を韓国国民に謝るため。ごめんなさいという思いしかありません…」と絞り出すのが精いっぱいだった。
【ソース:産経ニュース 2018年2月25日】
最後にもう一度、朝日新聞の社説です。
「韓国の人々は平静に五輪を楽しみ、競技会場ではどの国・地域の選手にも温かな拍手が送られた。」
…。。。。。
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