メディアはなぜ美談にするのか?
2015.11.05.20:43
2015年10月27日のニュースです。
大阪・住吉区で1995年に起きた住宅火災で11歳の少女が焼死した事件で、生命保険金目的の放火殺人容疑で無期懲役が確定し、服役していた母親の青木恵子さん(51)と内縁の夫の朴龍晧さん(49)がきのう26日(2015年10月)、再審決定と刑の執行停止で釈放された。足利事件、東電社員殺害事件に次ぐ無罪となるか。いずれも強要された自供だった。
「いくら謝ってもらっても取り返すことはできません。警察・裁判所の責任」
和歌山刑務所を出た青木さんは「20年目にして当たり前の世界に戻ってくることができました。(死んだ娘の)『ママよかったね』という声が聞こえます」と語った。さらに、「息子との20年の離れた期間は、いくら謝ってもらっても取り返すことはできません。娘の悲しみを普通に味わうことができなかったことは、警察・裁判所の責任」といった。
会見では、「息子と両親、亡くなった娘に、ママは無実だよと証明するまでは負けられない、死んでも死にきれないと争ってきましたし、1日も早く 『娘殺しの母親』という汚名を晴らしたい。これだけです。私は何もやってないし、無実です」と話した。
8歳のときに別れた息子はいま29歳になった。きょう27日未明に息子と再会して抱き合った。「息子の手をつかめてうれしい。これから少しづつ失った20年を取り戻したい」
その息子は母の手の感触を聞かれ、「冷たい」とつぶやいた。
大分刑務所から釈放された朴さんは、「感無量です。20年ぶりなので、遠い外国の地に立っているようで現実感がありません」
そして夜、大阪で母親と対面した。笑顔で「苦労かけてごめんね」と声をかけ抱き合った。「おふくろの愛情がこれほど深かったんだと、すごく実感しました」
この事件は不思議ですね。テレビのニュースをみていると、「冤罪が晴らされた美談」になっています。真相はわかりません。また、今後の裁判で無罪になるのか有罪になるのかはわかりません。でも、おそらく、このままの感じだと冤罪となり無実となってしまうのではないでしょうか?こういったケースは20年分の懲役を国が賠償することになるのでしょう。メディアは「冤罪」と決めつけて、お墓参りの様子などを涙々で報じています。
しかし、自分はいくつか疑問がありますのでまとめてみました。
疑問点①
二人とも「警察に自白を強要された。」といってますが、過去の冤罪事件を遡りますと、自白の強要に追い込まれるケースは逮捕された後、長時間の取り調べを受け、精神的に辛くなった時に「この場から解放されたい。」という思いで自白するケースがほとんどです。しかしこの事件は、逮捕される前の任意の取り調べ段階で、その日のうちにに2人そろって被疑事実を認めています。任意の取り調べで警察が自白を強要しますか?
疑問点②
青木恵子氏は400万円のカードローンがあったにもかかわらず、小学生に保険金1500万円の生命保険を掛けていました。借金を抱えながら、小学生にそんな多額な保険を掛ける必用があったのでしょうか?一家の家計を支える収入があったのであれば理解できますが、小学生ですよ。
疑問点③
朴龍晧氏は、支援者宛ての文書の中で、小学生だった連れ子の青木めぐみちゃんに「性的虐待」をしていたことを認めています。いったい、この家族はどういった家族関係だったのでしょうか?
疑問点④
「車からガソリンが漏れ出て自然発火した可能性を否定できない。」となってますが、普通、駐車している車からガソリンが漏れますかね?ちなみに、給油口のキャップは斜めにしまっていたそうです。それでもガソリンが漏れるなんてことが起きるのでしょうか?そんな偶然が有りうるのであれば、そういった火災事件が他でも発生してないとおかしいですよね?みなさん、車の給油口からガソリンが漏れて火災になったなんて事件を聞いたことがありますか?
これが、全て偶然なのでしょうか?たまたま、偶然が全て同時に起こった事なのでしょうか?全く、疑問です。
自分の勝手な想像ですが、メディアが「美談」で報道しているところからして、なんとなくメディアの影響があるような気がします。足利事件のように時にメディアが冤罪を晴らしますが、今回は冤罪を演出しているのでは、と感じるのは自分だけでしょうか?
昨日も書きましたが、メディアは「誤報?」により選挙での当選者が入れ替わるほどの影響力を持っています。以前(2015年9月12日)も書きましたがこの国の最高権力者はメディアではないでしょうか?
何か、いちゃもんがつくと「言論の自由の封殺だ!」と騒ぎ、著名人がメディアの批判をすると「暴言だ!」と騒ぎ言論を封殺してしまいます。やりたい放題です。全く恐ろしい限りです。


大阪・住吉区で1995年に起きた住宅火災で11歳の少女が焼死した事件で、生命保険金目的の放火殺人容疑で無期懲役が確定し、服役していた母親の青木恵子さん(51)と内縁の夫の朴龍晧さん(49)がきのう26日(2015年10月)、再審決定と刑の執行停止で釈放された。足利事件、東電社員殺害事件に次ぐ無罪となるか。いずれも強要された自供だった。
「いくら謝ってもらっても取り返すことはできません。警察・裁判所の責任」
和歌山刑務所を出た青木さんは「20年目にして当たり前の世界に戻ってくることができました。(死んだ娘の)『ママよかったね』という声が聞こえます」と語った。さらに、「息子との20年の離れた期間は、いくら謝ってもらっても取り返すことはできません。娘の悲しみを普通に味わうことができなかったことは、警察・裁判所の責任」といった。
会見では、「息子と両親、亡くなった娘に、ママは無実だよと証明するまでは負けられない、死んでも死にきれないと争ってきましたし、1日も早く 『娘殺しの母親』という汚名を晴らしたい。これだけです。私は何もやってないし、無実です」と話した。
8歳のときに別れた息子はいま29歳になった。きょう27日未明に息子と再会して抱き合った。「息子の手をつかめてうれしい。これから少しづつ失った20年を取り戻したい」
その息子は母の手の感触を聞かれ、「冷たい」とつぶやいた。
大分刑務所から釈放された朴さんは、「感無量です。20年ぶりなので、遠い外国の地に立っているようで現実感がありません」
そして夜、大阪で母親と対面した。笑顔で「苦労かけてごめんね」と声をかけ抱き合った。「おふくろの愛情がこれほど深かったんだと、すごく実感しました」
この事件は不思議ですね。テレビのニュースをみていると、「冤罪が晴らされた美談」になっています。真相はわかりません。また、今後の裁判で無罪になるのか有罪になるのかはわかりません。でも、おそらく、このままの感じだと冤罪となり無実となってしまうのではないでしょうか?こういったケースは20年分の懲役を国が賠償することになるのでしょう。メディアは「冤罪」と決めつけて、お墓参りの様子などを涙々で報じています。
しかし、自分はいくつか疑問がありますのでまとめてみました。
疑問点①
二人とも「警察に自白を強要された。」といってますが、過去の冤罪事件を遡りますと、自白の強要に追い込まれるケースは逮捕された後、長時間の取り調べを受け、精神的に辛くなった時に「この場から解放されたい。」という思いで自白するケースがほとんどです。しかしこの事件は、逮捕される前の任意の取り調べ段階で、その日のうちにに2人そろって被疑事実を認めています。任意の取り調べで警察が自白を強要しますか?
疑問点②
青木恵子氏は400万円のカードローンがあったにもかかわらず、小学生に保険金1500万円の生命保険を掛けていました。借金を抱えながら、小学生にそんな多額な保険を掛ける必用があったのでしょうか?一家の家計を支える収入があったのであれば理解できますが、小学生ですよ。
疑問点③
朴龍晧氏は、支援者宛ての文書の中で、小学生だった連れ子の青木めぐみちゃんに「性的虐待」をしていたことを認めています。いったい、この家族はどういった家族関係だったのでしょうか?
疑問点④
「車からガソリンが漏れ出て自然発火した可能性を否定できない。」となってますが、普通、駐車している車からガソリンが漏れますかね?ちなみに、給油口のキャップは斜めにしまっていたそうです。それでもガソリンが漏れるなんてことが起きるのでしょうか?そんな偶然が有りうるのであれば、そういった火災事件が他でも発生してないとおかしいですよね?みなさん、車の給油口からガソリンが漏れて火災になったなんて事件を聞いたことがありますか?
これが、全て偶然なのでしょうか?たまたま、偶然が全て同時に起こった事なのでしょうか?全く、疑問です。
自分の勝手な想像ですが、メディアが「美談」で報道しているところからして、なんとなくメディアの影響があるような気がします。足利事件のように時にメディアが冤罪を晴らしますが、今回は冤罪を演出しているのでは、と感じるのは自分だけでしょうか?
昨日も書きましたが、メディアは「誤報?」により選挙での当選者が入れ替わるほどの影響力を持っています。以前(2015年9月12日)も書きましたがこの国の最高権力者はメディアではないでしょうか?
何か、いちゃもんがつくと「言論の自由の封殺だ!」と騒ぎ、著名人がメディアの批判をすると「暴言だ!」と騒ぎ言論を封殺してしまいます。やりたい放題です。全く恐ろしい限りです。
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